MSCクルーズ寄港地情報
北欧
フランス|シェルブール/モンサンミッシェル
迷路のような路地
※寄港地の写真はイメージです。
コタンタン半島の北端にある中規模都市シェルブールが大西洋を横断する客船の港として栄えたのは既に遠い過去の話ですが、MSCクルーズのフランスでの寄港地となるこの街は、フランスに上陸する乗客の皆様を温かく迎えます。
MSC北欧クルーズの寄港地観光では、シェルブールの旧市街を訪れることができます。波止場のすぐ西側にある旧市街は、歩行者専用の路地が迷路のように広がり、多数のショップやレストランが軒を連ねています。
中央広場の周りに広がる小さなショップやブティックの中には、シェルブールで最も有名な品である、本物のシェルブールの雨傘を購入できる場所(30 rue des Portes)もあります。その他にも、ベルエポックのファサードで飾られた美しい劇場の近くのデザル通りで開催される木曜市場もおすすめです。商業区域の北側を散策すると、ラ・トリニテ聖堂とプラージュ・ヴェルトにたどり着きます。ここは、以前は砂浜でしたが、現在は芝生が敷き詰められた空間へと生まれ変わりました。
半島の主要港であるシェルブールのほかにも、ジグザグ状の岬の北側には、岩の多い海岸が広がるブルターニュ地方を彷彿とさせるバルフルールやサンヴァーストラウーグといった小さな港があり、西側のルアーグには、ヒースで覆われた美しい崖と石の壁でパッチワークのように区切られた平野が広がります。
シェルブールの東25キロメートルにある魅力的な港町バルフルールは、700年前にはノルマンディー地域で最大の港だったところです。富の減少とともに人口も減少し、今では驚くほど地味な場所になっています。三日月の形を描く灰色の石灰岩の美しい波止場には、観光客の姿はほとんど見られません。
バルフールの南11キロメートルにある可愛らしい港町サンヴァーストラウーグは、夏になると賑わいを見せるリゾート地です。クレシーに向かう途中でエドワード3世が上陸した湾には海峡を横断する無数のヨットが停泊し、その湾をボーバンの時代に築かれた要塞が見下ろしています。