MSCクルーズ寄港地情報
カリブ海
ジャマイカ|ファルマス
息をのむ美しさの入り江
※寄港地の写真はイメージです。
ファルマスへは、ジャマイカに向かうカリブ海とアンティル諸島クルーズの途中で、簡単に立ち寄ることができます。マーケット・ストリートの真ん中に建つ、柱廊のある郵便局サープ・ハウス、海を見渡せる場所に1895年に建設された古い裁判所など、この街で最も印象的な建造物は今もなお商業施設や公共の建物として使用されています。
この島に到着したらすぐに、1810年に建てられたフェニックス・ファンドリーの円錐状の屋根に感銘を受けることでしょう。
東側のセントラル・ワーフの鍵のかかった門の向こうにある荒廃した数軒の石造りの倉庫の周辺では、ファルマスの全盛期に砂糖、ラム酒、奴隷の輸送や取引がなされていました。その近くの威厳を感じさせるバプテスト牧師館は、バプテスト派の大臣で反奴隷キャンペーンを実施したウィリアム・ニブが住んでいたと考えられています。
廃墟となっていた牧師館は10年前に大幅に改修されました。建物の上階は改装され、広々とした明るいギャラリーが設けられたほか、1階では様々なアート関連の地域プロジェクトが実施されています。
どっしりとしたウィリアム・ニブ・メモリアル・バプテスト教会は、クルーズの寄港地観光で訪問できるもうひとつの宗教施設です。ファルマスから35キロメートルほどの所にあるジャマイカ第2の都市、モンテゴベイは、緩やかな起伏をなすボーグ、ケンプショット、サレムヒルズの間に位置します。
ここは全く違う2つの世界から成り立っています。ひとつは、主に観光客が向かうエリアであるグロスター・アベニュー、もうひとつは、いわゆる「ダウンタウン」で、街の正式な中心エリアです。この2つのエリアの違いは非常に明確であり、大半の観光客はこの境界を越えて向こう側に足を踏み入れることはありません。「ヒップ・ストリップ」は、モンテゴベイの貴重な財産である数マイルにわたってサンゴ礁が広がる輝く海岸(現在は海洋公園に指定)と美しいビーチをなくしては存在しなかったでしょう。
海岸のほとんどはホテルが占拠していますが、グロスター・アベニューに沿って主な公共ビーチが3つあります。そのすべてに、シャワーや更衣室、軽食を取れるスタンド、ウォータースポーツ施設が整っており、入場料は非常に低額です。