MSCクルーズ寄港地情報
カリブ海
メキシコ|コスタマヤ
神秘的な文明を発見
※寄港地の写真はイメージです。
カリブ海およびアンティル諸島へのMSCクルーズ客船は、プエルト・コスタマヤに停泊します。ここからは、その北にあるマアウアルは見えませんが、クルーズ客船が停泊する日は、そのにぎわいを味わうことができます。洗練された海岸沿いのプロムナードにお土産物の露店やジェットスキーのレンタル店が並ぶ様子は、まるでプラヤ・デル・カルメンの極小ミニチュア版のようです。
この地域にある2つの街、マアウアルとひと回り小さいスカラクは、2007年のハリケーン・ディーンで大きな被害を受けました。マアウアルは再建されましたが、スカラクには今でもその傷跡がかなり深く残っています。カリブ海とアンティル諸島へのMSCクルーズでは、通常はマアウアル付近に滞在しますが、ダイバーや釣り人は南のシカラクに向かいます。リオ・ベック地域でひとつだけ遺跡を訪れるなら、コフンリッチがおすすめです。
巨大なチョウチョや野生のオウムのほかは訪れるものがほとんどいないこの遺跡は、美しいロケーションにあり、木々の梢を見上げています。建物の起源は先古典期後期から古典期にかけて(紀元100~900年)にさかのぼり、その大半はリオ・ベック様式で建てられています。マスクの神殿を除いて、木の葉がそのほとんどを覆い隠しています。マスクの神殿という名前は、ファサードを飾る高さ2メートルの5つの漆喰のマスクにちなんでいます。
今ではその姿を完全に見ることはできませんが、かつては、なめらかで鮮やかな赤色の漆喰を背景に、太陽神キニチ・アハウが目を大きく見開き、口を開けた姿を見せていました。また、27エスカルローネと呼ばれる高級住宅街も見ごたえがあります。ぜひ立ち寄って、住宅の建てられている崖の上から、眼下のジャングルの素晴らしい眺望をお楽しみください。木がまばらに生える比較的乾燥した地域にあるこの2つの遺跡は、コフンリッチと興味深い対照をなしています。
代々の支配者によって一段ずつ積み重ねられてきた、1メートルの高さの石で造られたキニシナの巨大なピラミッド。樹木が生い茂るままになっていますが、今は農場となっている周辺地域(そして、点在するシバンチェの古代マヤ遺跡)を見渡すことができます。