MSCクルーズ寄港地情報
カリブ海
パナマ|コロン
過去に思いをはせて
※寄港地の写真はイメージです。
MSCクルーズが寄港するコロンの魅力をご紹介。街の南西には、ガトゥン閘門へと通じる道が走ります。この巨大な閘門では、海水面とガトゥン湖との間を行き来する超大型のコンテナ船を間近に見ることができます。
運河の反対側では道が2つに分かれています。右の道に入ると、深い森の中をくねくねと曲がる道が22キロメートル続き、リオ・チャグレスの河口にある植民地時代の遺構、サンロレンソ要塞にたどり着きます。左の道に入ると、ガトゥン湖の湖岸線の上に出て、美しい湖とそこに点在する木々に覆われた島々を一望することができます。さらに進むと、起伏のある農業地になり、めったに人の訪れることのない海岸地域、コスタ・アバホに着きます。
MSCのカリブ海とアンティル諸島へのクルーズでは、ポルトベロへのエクスカーションが用意されています。 景勝地にあるこの街は、植民地時代には、パナマシティに次いでパナマ地峡で最も重要な拠点でした。というのも、南アメリカからの略奪品のすべてはスペインに向かう途中でこの地点を通過したからです。
要塞の廃墟は、コンキスタドール(侵略者)が海賊や私掠船から略奪品である宝物を守ろうとした証として、この街の主な観光名所となっています。 実際、兵士の目線になって要塞に残る錆ついたスペイン大砲から眺めるターコイズ色の湾の景色は、パナマで最も人気のある絵はがきの構図であり、深い森に囲まれた遠い国の前哨基地のイメージをよく伝えています。
そのため、荒廃した住居が歴史的遺跡にもたれかかるようにして立ち、昔は練兵場だった場所で子供たちが遊んでいるような、現代風の貧民街の真ん中に要塞があることに驚くかもしれません。 街自体は、目抜き通りとカリブ海につながる湾との間の狭い土地に押し込められたようなかたちで形成されており、簡単に歩いて回れます。