MSCクルーズ寄港地情報
地中海
ギリシャ|ロードス/リンドス
コロッサス(巨像)の都市
※寄港地の写真はイメージです。
ロードス島は、MSCクルーズの東地中海クルーズで出会える島。島の北端にそり出る岬に広がるロードスの街は島最大の都市で、島の北20km先にトルコの領土がはっきりと見えます。
現在ロードスの街があるエリアは、かつて古代都市が栄えていました。紀元前5世紀にミレトスのヒッポダモスによって設計されたこの都市は、現在の街のほぼ2倍の面積をもち、人口は2倍以上の10万人を超えていました。現在、旧市街として知られている城塞に囲まれたエリアは、それからかなり後の14世紀にホスピタル騎士団(聖ヨハネ騎士団)によって建設されたもので、現存する中世要塞都市の最高峰のひとつです。
MSCの地中海クルーズでは、寄港地観光でロードス島を訪れます。この島の見どころとして頭に浮かぶのは、世界七不思議の一つであるコロッサス(ロードス島の巨像)です。紀元前305年に勃発したロードス包囲戦を記念して建造された古代アポロの彫像で、マンドラキ港の入り口に脚を開いて立っていたと考えられています。
ロードスの旧市街は、まさに至宝。美しく保存された中世の街並みは、大都市に変貌することなく、また、観光客向けにおおげさに飾り立てられることもなく、人々の生活の息吹が聞こえる独特な雰囲気を生み出しています。このエリアの美しい風景、興味深い美術館や博物館は確かに見どころですが、この街を特別にしているのは訪れる者の心を虜にする街全体の美しさです。
レストランやカフェをはじめ、Tシャツや毛皮のコート、アイスクリームからジュエリーまでさまざまな土産物品を売るショップが立ち並ぶ、ショッピングストリートは多くの人々で賑わいをみせています。中でも、ソクラテス通りは、夏場になるとかなり混雑する曲者です。でもそんな時は、海から離れた街の南端を縫うように通る石畳の路地に逃げ込んで、古の街へひとときのタイムトリップを楽しみましょう。