MSCクルーズ寄港地情報
アジア・太平洋
　中国｜上海

MSC クルーズで上海を訪れると、長年の低迷の後、世界が経験したことのない最速の経済成長を、この 大都市が迎えていることをすぐに感じることができます。東アジア有数のビジネス都市という、第二次世界大戦前に手にしていた地位を上海が再び取り戻すにつれ、街のスカイラインは高層ビルで埋め尽くされてきました。今ではその数も千を超えています。

ピカピカのショッピングモール、豪華ホテルや一流の 美術センターが立ち並ぶその下には、世界最長の地下鉄網が張り巡らされています。上海に暮らす2300万人の住民は中国本土最高の所得を謳歌しています。また、この街には有名人が続々と現れるレストランやデザイナーの旗艦店など、派手にお金を使える場所にも事欠きません。MSCグランドボヤージュでは、上海最初の特徴的なスカイラインをもつ外灘を訪れる寄港地観光も用意しました。ネオクラシックな植民地時代の建造物が黄浦江浦東の西岸に建ち、反対側の岸では国内の観光客がそれをバックに並んで写真を撮っています。

アングロ・インディアンの言葉「bunding」（泥だらけの岸辺の堤防）にちなんで名づけられた外灘の公式名は中山路ですが、地元の人たちにはワイタン（文字通りには河岸の外側の意味）がよく知られています。

名前の話しはさておき、ここは上海旧市街の商業的中心地です。片側に川が流れ、その反対側に大手銀行や商社のオフィスビルが立ち並んでいます。ジンマオタワーはエレガントですらっとしたポストモダンなアール・デコを取り入れた美しい建物です。その88 階に展望台があります。エレベーターは耳がツーンとなるほどの速さで、あっという間に 340mの高さの最上階へと乗客を運びます。目の前に広がる都市の光景に圧倒されるのはもちろん、振り返れば、建物の壮大な回廊のあるアトリウムを見下ろす目がくらむような眺めもご覧いただけます。この街の見所の一つ、上海博物館はとても充実したコレクションの見事な展示が魅力的です。