メニュー 閉じる

「クルーズ船がよく寄港する港」

「ノマドエリ」トップバナー

クルーズインフルエンサー「ノマドエリ」さんに地中海クルーズについてお伺いしました。第6回

地中海クルーズでは、クルーズ船がよく停泊する港から、ちょっとレアな港まで非常にたくさんの港があります。今回の記事では、クルーズ客船がよく訪れる港の中で私のお気に入りの港をいくつかピックアップして、港の観光情報や、個人で下船する際の注意点なども合わせてご紹介していきます。

リスボン、ポルトガル

 リスボンはポルトガルの首都で、カラフルなタイル張りの建物や石畳の街並みが魅力的です。市内中心街までは約1㎞ほどで、クルーズターミナルから市街まで歩いて行くことができます。

 歴史あるアルファマ地区を散策したり、リスボンのシンボルであるベレンの塔やジェロニモス修道院を訪ねたり、歴史あるトラム28に乗って街の名所を巡ったりと、リスボンには観光地がたくさんあるため、クルーズ船の寄港地で1日停泊しただけでは全てを見ることは出来ません。

どの寄港地でも同じですが、寄港地の主要観光地がよくわからない場合は、インターネットで調べるのも良いですし、船のオプショナルツアーを参考にして、自分で回りたいところを探す手立てにするのもおススメです。

 リスボンはクルーズ船で何度も訪れていますが、その中でも良い体験だったのがトラム28番に乗車したこと。このトラム28番は美しいリスボンの街並みを見ながら、急こう配な坂を上ることができます。ただ、ピークシーズンは日本の満員電車のようになるので、出来れば午前中の早い時間に行くことをお勧めします。

高台でトラムを降ると、小さな公園やショップやレストランなどがあるので、そこを散歩しながらリスボンらしいオレンジの屋根と青い海を楽しみましょう。 私はそこからグーグルマップで行先をクルーズ港に設定して、旧市街のアルファマ地区を歩いて降りたのですが、リスボンらしい石畳の街はどこを見渡しても写真を撮りたくなるような景色で、また是非行きたい場所です。

 また、全体的に街を回りたいというのであれば、乗り降り自由バス“Hop On Hop Off Bus”もあります。日本語での音声ガイドもありますし、街全体を座りながらのんびり観光したい人には非常におすすめです。

 リスボンの名物はいくつかありますが、中でもおすすめは「パステル・デ・ナタ」=エッグタルトです。そこら中で販売されていますが、中でも有名なのがベレン地区にある「パステル・デ・ベレン“Pastéis de Belém”」です。卵黄、牛乳、砂糖、バニラなどで作られ、クレームブリュレのような薄皮が特徴。粉砂糖とシナモンをかけて食べるのが人気です。

この店は行列になっていることも珍しくありませんが、並んでいるのは大抵イートインの列なので、テイクアウト用のカウンターに行けばそこまで並ばずに購入できます。

ベレン地区へはバスやトラム、タクシーなどの公共交通機関で行くことができますが、私は電動キックボードを使いました。電動キックボードはアプリをダウンロードして使用するのでWIFIが無いと使用できませんが、テージョ川に沿って走るのは爽快で、とても気持ちよく過ごせます♬

また、ベレン地区には「発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)」や「ベレンの塔(Belém Tower)」などの観光地もあるので「パステル・デ・ナタ」と合わせて楽しみましょう!

 ちなみに観光に気合を入れずに楽しむのであれば、船からテージョ川沿いを歩いて「コメルシオ広場(Praça do Comércio)」へ行き、「アウグスタ通り(Rua Augusta)」を散歩しましょう。リスボンのメインストリートで、レストランやショップ、お土産屋さんが立ち並ぶ活気あふれるエリアです。観光しっぱなしで疲れたので、のんびりすごし楽しみたいという方にお勧めです。

バルセロナ、スペイン

 バルセロナは地中海クルーズで乗船日や下船日に設定されることが多い港です。見どころが多く、それぞれの観光スポットが離れているので、どこに行きたいか事前にリサーチすることをおススメしますが、同時にあれもこれもと予定を詰め込まないようにすることもお忘れずに。バルセロナもリスボン同様1日で全てを回ることはできません。

 クルーズターミナルは2カ所あり、ラッキーであれば世界貿易センターターミナルに停泊します。このターミナルはのランブラス通りというバルセロナの有名な道の目の前にあるので、非常にアクセスが良いです。

 ほとんどのクルーズ船はアドサット・キー ターミナルと呼ばれる、橋を渡った先にあるターミナル を使用します。ターミナルはA~Eまであり、歩くと2㎞ほどあるため、クルーズ船が特別にシャトルを用意していない場合は、タクシーかクルーズバス(ブルーバス)と呼ばれる有料のバスを利用するのがおススメです。

 バルセロナに初めて行くのであれば、私だったらサグラダ ファミリアとグエル公園に行き、残りの時間をショッピングに使います。

サグラダ ファミリアもグエル公園も必ずチケットはオンラインで事前に購入しましょう。

私は時間を短縮するためにどちらもタクシーで行きましたが、時間がたっぷりある、または数日間滞在するのであれば乗り降り自由バス“Hop On Hop Off Bus”を利用するのも良いと思います。

 もしも港の近くで何かしたいというのであれば、ランブラス通りを散歩しましょう。ランブラス通りは1.2㎞あるバルセロナの有名な道で、カフェやお土産屋さん、レストランなどが立ち並びます。ストリートアートやホームメイドアクセサリーの路面店があったり、有名なラ・ブケリア・フードマーケットもあります。ただ、このメイン通りは価格も観光客用に設定されているので、少し歩いて通りの雰囲気を楽しんだ後は、ちょっとした小道に迷い込みながらローカルな雰囲気のカフェやレストラン、小さなブティックショップを覗いたりするのも楽しいと思います。バルセロナ大聖堂もこの近くにあるので是非立ち寄ってみてください。

 また、何回かバルセロナに行ったことがあるのであれば、バルセロナ郊外にあるモンセラットに行くのもおすすめです。

モンセラットはカタルーニャ語で「のこぎりの山」という意味で、世界的にも珍しい奇岩が見えることで有名です。大聖堂にある黒マリアも見どころですが、事前にチケットが必要になるエリアもありますので、特にピークシーズンに行く方は事前にチェックしておきましょう。個人で行く際には電車で行くこともできますが、少し分かりにくいので、自信のない方はツアーに申し込んでしまった方が楽です。

 バルセロナはスリやひったくりが多いので、特にテラス席に座った場合は、バッグを床に置いたり椅子に掛けたりしないように。また、特に日が落ちてからは人気の少ないところには行かない。バッグが必ず体の前になるように持つなど警戒心を常に持っておきましょう。高級な時計や宝石はもちろんのこと、高価に見えるものを身に着けるのもおすすめしません。バルセロナに船が停泊すると、必ずと言っていいほど、ゲストがスリに遭って帰ってくるので、高価なショッピングをして免税の手続きなどをする予定がないのであれば、パスポートも持ち歩かないようにしましょう。

サントリーニ、ギリシャ

 サントリーニ島は何度も訪れましたが、それでも毎回上陸したくなる港のうちの一つ!崖の上に街がある非常にユニークな島です。クルーズ船が停泊できる桟橋はないので、テンダーボートで上陸し、そこからケーブルカーで崖の上の街、フィラへ行きます。

 近くにある600段ある階段で行くこともできますが、これは体力があるかないかに関係なくお勧めはしません。私も2~3回階段を利用したことがありますが、ロバの糞があちこちにあり、匂いもきついです。それだけだったらまだよいのですが、階段はところどころ滑りやすく、階段で転んで骨折する方も珍しくありません。そしてロバに乗って上ることもできますが、これも危険なのでおススメしません。

夏のピークシーズンはケーブルカーの列が非常に長くなることもありますが、それでもケーブルカーの方が安心です。

 フィラの街は白と青のコントラストが美しく迷路のようになっていますが、それもまた楽しめる街です。フィラから車で45分ほどで行けるイアという街は夕日がきれいなことでも有名です。イアは島の北端に位置する小さな街で、崖にはブルードーム教会や民家がたくさん建っており、サントリーニ島のポストカードの多くはここで撮影されたものです。クルーズ船で寄港中の限られた時間内でイアを訪れたい場合は、船のエクスカーションに参加することをおススメします。

というのも、以前個人でフィラからイアにタクシーで行ったときに、色々なアクシデントが重なり、イアで充分な時間が取れなかった上に最終テンダーぎりぎりに帰ってきたということがあったからです。

 特にピークシーズンのイアはとんでもなく混んでおり、夏祭りや花火大会のように街を歩くのにも誰かの後ろを歩くような感じで、美しい写真を撮りたくても人だかりがあちこちにあり、正直のんびり楽しめる雰囲気ではありませんでした。サントリーニ島に初めて行くのであれば、のんびりフィラの街を個人で回るのが私のおススメです。

 サントリーニに限ったことではありませんが、テンダーボートで下船する港は注意が必要です。というのも、特に大きな船の場合、何千人ものゲストを一気に下船させることはできないので、テンダーボートで下船する場合は、ツアーの下船が最優先。そのあとに個人下船が始まります。多くのクルーズ船は、当日の午前中にテンダーチケットを配り、船内アナウンスで自分の番号が呼ばれたら下船します。上記にあるように、テンダーボート、そしてケーブルカーと、フィラまで行くのにも結構時間が掛かってしまいますので、港の到着時間にスムーズに下船できるわけではないことを頭の片隅に置いて計画を立てると良いと思います。

コトル、モンテネグロ

 モンテネグロのコトルは、世界で最も美しい湾の一つに選ばれたコトル湾の中心に位置しています。湾の入り口からコトルまでは約1時間ほどかかり、フィヨルドのような切り立った山々、島の教会、伝統的な石造りの家々などを見ることができるクルーズのハイライトなので、見逃さないようにしましょう。

 コトルはテンダーボートを使って上陸します。初めて訪れるのであれば、桟橋の目の前の旧市街を堪能しましょう。ドゥブロヴニクの雰囲気とよく似ており、路地裏にあるブティックショップやお土産屋さんを探索したり、疲れたらカフェやレストランで一休み。

そしてもう一つここで見逃せないのはサン・ジョバンニ要塞に登ることです。個人差がありますが、1時間もあれば上ることができ、コトルの街と湾の両方の素晴らしい景色を眺めることができます。ちなみに入場するのに数ユーロ必要になりますので、現金を用意することをお忘れなく。また、旧市街に入ってすぐ目の前に現れる1166 年に完成した聖トリフォン大聖堂も少額の入場料が必要になります。

イスタンブール、トルコ

 イスタンブールはヨーロッパとアジア、2つの大陸にまたがるこの活気あふれる都市です。

ほとんどのクルーズ客船はニューターミナルと呼ばれる船が5隻も同時に停泊できる大きな港に停泊します。この港は複合施設になっており、出口は高級ショッピングモールに連結しています。港は非常に大きく、船からこのショッピングモールまで徒歩で10分ほどかかります。

ほとんどの観光スポットはガラタ橋を渡った旧市街にあり、そこまではトラムやタクシーで行くこともできますが、体力があれば歩いていくことも可能です。

注意してほしいのはタクシー。ターミナル内にもタクシー乗り場があるのですが、私が行ったときは旧市街まで一律600トルコリラに設定されていました。港の特別レートだそうですが、メーターで走れば130~170トルコリラくらいで行けるので、港から出た大通りでタクシーを拾うことをお勧めします。

ちなみに観光地から港に帰るときもタクシーの運転手によってはメーターではなく料金を高めに設定して乗せようとすることも多いので、乗る前にしっかり確認しましょう。

トラムに乗る場合は、各トラム乗り場にあるチケット販売機でその場でチケットを購入できます。簡単な英語が分かれば購入できます。トラムは時間帯とエリアによっては日本の満員電車並みに混むことを覚えておきましょう。

人気の観光スポット

 イスタンブールも多くの都市と同じく1日で回るのは不可能です。色々な観光地がありますが、おススメはアヤソフィア、ブルーモスク、余裕があればトプカプ宮殿もしくはグランド・バザールです。

アヤソフィアは長い間博物館として利用されていましたが、最近モスクとしてイスラムを信仰する方々に解放され、再度モスクとして機能するようになりました。入場料は€25で、チケットはその場で購入できますが、4月のピークシーズン前も結構並んでいたので、時間を節約したい場合は、少しプラス料金はかかりますが、オンラインで事前に購入することをおすすめします。

ブルーモスクは入場料無料ですが、これも並ぶので、午前中の早い時間に行くと良いです。

トプカプ宮殿は€45で、ハレムは更にプラス料金がかかります。第一の中庭までは無料で入れるので、時間がない場合はここで引き返してもOK。宮殿は非常に広く、ゆっくり全てを回る場合は半日くらい掛かってしまいます。

この3つは隣接しているので、全て見たい場合はチケットカウンターに並ばなくても良い”コンボチケットを購入すると時間もお金も節約できます。

ちなみにモスクや教会などの宗教施設を訪れる際は、地元の習慣を尊重し、控えめな服装を心がけましょう。肩と踝を隠し、女性はスカーフなどで髪の毛を覆ってください。髪の毛が隠れていれば良いので、フード付きの服を着ている場合はそのフードをかぶるだけでも大丈夫です。ブルーモスクは靴も脱ぐので、サンダルで行く方は靴下を別途用意しておくことをおすすめします。

グランドバザールは非常に広く、どこを見ても基本的に同じようなものが販売されているので頑張って隅々まで見る必要はないです。観光客向けに値段も設定されているので、欲しいものが納得できる値段だったら購入しても良いと思いますが、そうでなければバザールの外のエリアでお買い物を楽しんでも良いと思います。

また、ヨーロッパとアジアを隔てるボスポラス海峡を遊覧しながら、イスタンブールの象徴的なランドマークを堪能すしたり、イスタンブールを何回か訪れているのであればフェリーでアジア側を探索してよりローカルなトルコを楽しむのもおすすめです。

トルコ料理は個人的にはなんでも美味しいと思うのですが、おススメはトルコ式朝食。プレゼンテーションも素敵ですし、色んな味が楽しめます。

地中海は本当に素敵な港が多いので、今回ご紹介した港はほんの一部ですが、地中海クルーズに乗船する場合は上記のどれかの港に停泊することが多いと思うので参考になれば幸いです。

次の記事では、あまり大きな船は行かない珍しい港で、私が大好きなおススメの港をご紹介いたします。

2024夏のおすすめ西地中海クルーズはこちら
2024夏のおすすめ東地中海クルーズはこちら

IMAオンライン予約なら自分でキャビンが選べます

最近の投稿

全投稿の一覧はこちら

ノマドエリのプロフィールはこちら

シェアしましょう!