MSCクルーズ寄港地情報
地中海
イタリア|ブリンディジ/レッチェ
アジアを見つめる港
※寄港地の写真はイメージです。
かつて十字軍遠征の拠点として栄えたブリンディジは、地中海クルーズで決して見逃せない観光スポットです。
現代では、十字軍の代わりにMSCクルーズ客船などの客船や船舶、観光客がこの街や港を行き交い、当時と変わらぬ賑わいを見せています。
ブリンディジの旧市街のバーやレストランで、忘れられない休暇の思い出を。東洋の薫り漂う街並みが魅力です。細い路地を散策すれば、この街の隠れた名所に出会えます。17世紀~18世紀時代のパラッツィ(宮殿)が立ち並ぶコローネ通りを進んで行くと街のシンボルでもある美しいドゥオーモが姿を現します。11世紀に建立されたこの建物は、これまで7回にわたる地震を生き延びてきました。そしてドゥオーモのすぐ外にあるのが、州立考古学博物館です。
この博物館には、アッピア街道沿いの墓地群を彩っていた古代ローマ時代の装飾や彫像が展示されているほか、この地方の海底から出土した銅器や、近郊の街エニャツィアの古代遺跡で発掘された収集品の数々が各部屋に展示されています。
また、11世紀に聖ヨハネ騎士団によって建立されたサン・ジョバンニ・アル・セポルクロ教会も、小さな円筒型の建物が印象的なブリンディジの隠れた名所です。教会の中は薄暗く、老朽化がすすんでいますが、壁には13世紀に描かれたいくつかの古いフレスコ画がその輪郭をとどめています。この街には他にもフレスコ画が保存されています。街の市民広場、ピアッツァ・デル・ポポロのそばにあるキエーザ・ディ・サンタ・ルチア(聖ルチア教会)では、12世紀に描かれたフレスコ画を鑑賞することができます。
ブリンディジから40キロメートルほど北西へ向かうと、南イタリアで最も美しい街のひとつ、「白い街」として知られるオストゥーニがあります。ムルジェ地方の最南端に位置する3つの丘の上にそびえるこの街は、紀元1世紀のギリシャ・ローマ時代の街並みが残る重要な街です。太陽の光を浴びて真っ白に輝く街並みと石畳の路地。丘の高台に広がる旧市街が、足元に広がる平野を悠然と見下ろしています。