MSCクルーズ寄港地情報
地中海
イタリア|パレルモ
トリナクリアの伝統、文化、料理
※寄港地の写真はイメージです。
MSCクルーズで旅するイタリアでの休日は、シチリアの州都を探訪する絶好の機会です。パレルモは、喧騒と活気にあふれる港で有名ですが、ノルマン王朝時代の素晴らしい芸術や建築、バロック様式の教会が数多く保存されており、入り組んだ街並みや市場は、中世の面影をそのまま残しています。
パレルモには、シチリア島の見どころが集中しており、ローマを除くとイタリア最大の大きさを誇る歴史地区もあります。複雑で多彩な表情をもつこの港湾都市は、1回の地中海クルーズではすべての名所を探訪することができないほど、多くの魅力を抱えています。
この街を知るには、まず思いのままに歩いてみましょう。壊れかけた建物がごちゃごちゃと重なり合う街並み、そのそばにある人気のない路地裏、そして突如目の前に現れる市場の熱気。
ラ・カルサ地区へ足を延ばしたり、とめどなく広がるバッラロ市場を訪ねたり、クルーズ寄港地観光を思う存分お楽しみください。
マケーダ通りを横切ると見えてくるプレトリア広場の中央には、16世紀にフィレンツェの彫刻家によって建てられた大きな噴水があります。数々の裸体彫刻が施されたこの風変わりな噴水は、夜になるとライトアップされ、妖艶な姿を浮かび上がらせます。広場には再建されたパレルモ市庁舎があるほか、シチリア・バロック時代最盛期の傑作、壮麗なサンタカテリーナ教会が広場と噴水を見下ろしています。教会内部の壮大な空間は、一寸の隙間もなくレリーフや彫刻の装飾が施されています。
シチリア島南部に位置する近代的なアグリジェントの街から数キロメートルほど離れた郊外には、ギリシャ以外では珍しい、ドーリア式神殿遺跡群があります。シチリア島で最も魅力的なこれらの古代ギリシャ遺跡群は、高台の上にそびえ立ち、悠然と海を見渡しています。古代ギリシャ時代の入植者たちは、遺跡群を強靭な城壁で囲い、一番高い丘の上にアクロポリスを建設しました。古代都市の南端には、2番目に高い丘があり、紀元前5世紀に建てられた神殿群が残る「神殿の谷」があります。