MSCクルーズ寄港地情報
北欧
エストニア|タリン
旧ハンザ同盟都市
※寄港地の写真はイメージです。
エストニアのこぢんまりとした活気あふれる首都、タリンは中心市街地の周囲が中世の城壁で囲まれ、一千年近くにわたり外部の影響を受けて形成されてきた都市です。MSCクルーズのバルト海へのクルーズでは、タリンの中心地、その大半を今なお中世の城壁で囲まれた旧市街を訪れます。
街の中心にあるラエコヤ広場は昔、市場が開かれていた場所で、その後ろの丘の上には、中世にタリンを統治したドイツ騎士団の要塞であるトームペアが見えます。
旧市街地の真ん中にある石畳の市場広場、ラエコヤ広場は、タリンと同じくらい古い歴史をもちます。南側には15世紀に建てられた市庁舎(ラエコヤ)が建っています。一階部分はエレガントなゴシック様式のアーチを擁し、北側には繊細なデザインの尖塔があります。
尖塔の頂上近くには、タリンの中世の守護者を模して16世紀につくられた風向計「トーマスおじさん」があり、タリンの街のシンボルとなっています。地下には博物館があり、タリンの生活の様子が年代別に克明な説明とともに紹介されています。また、鐘楼からは素晴らしい眺望が望めます。広場をもっと良く眺めたいなら、市庁舎の塔のらせん階段を登ってみましょう。
プハヴァイム通りにある14世紀に建てられた聖霊教会はタリン最古の教会で、石灰石の漆喰壁、階段状破風、曲線的な木製の内装、緑青色の高い尖塔、タリン最古のものである1680年代の装飾時計が見どころです。
これと対照的なのが、ラエコヤ広場の南西にあるニグリステ教会です。現在は、中世の墓石などの教会美術を集めた博物館として使用されており、バーント・ノトケが描いた奇怪で神秘的な作品「死の舞踏」が収蔵されています。